婚約指輪の歴史

意外と古い、婚約指輪の誕生

婚約指輪が誕生したのは、古代ローマ時代と言われています。当時は鉄でつくられた指輪でした。このころは、結婚指輪と婚約指輪という区別はありませんでした。紀元前400年ごろのギリシャで見つかった婚約指輪には「honey」と刻まれたものが見つかっています。その後、ローマ法王が結婚前の婚約期間を奨励したため、婚約期間中につける婚約指輪が誕生しました。 どうして左手の薬指につけるかというと、薬指の静脈が心臓に繋がっていると信じられていたからです。その習慣が現代にも受け継がれています。西暦860年になると、ニコラス1世教皇が、夫になるものは高価な指輪を将来の妻に贈るようにという決まりを作り、これをきっかけに婚約指輪は宝石などをあしらった、高価な指輪へと変わっていきました。

日本での婚約指輪の歴史

仏教が主流だった日本では、いつ頃から婚約指輪というものが主流になったのでしょうか。その歴史は浅く、1960年頃から婚約指輪を贈る習慣が始まったといわれています。ただ、今のようにプロポーズの際に渡すようなことはなく、結納品のひとつとして贈られていたようです。今では婚約指輪といえばダイヤモンドというイメージが強いですが、当時は真珠や誕生石をあしらった指輪が主流でした。 ダイヤモンドの婚約指輪が一般的に普及したのは、1970年頃にデ・ビアス社というダイヤモンドジュエリーを扱う会社が、CMを流したことがきっかけと言われています。このCMで使われたお給料3ヶ月分というキャッチコピーは、現代でも語り継がれるほど、日本人に強烈なインパクトを与えました。これをきっかけに、ダイヤモンドをあしらった婚約指輪が主流となったのです。